2005年06月09日

高野山

 5月20日(金)。旅の初日は、約1200年前、空海が開いた真言密教の聖地「高野山」である。
 前日夜行バスに乗り、早朝大阪着。JRから南海鉄道に乗り継ぎ、高野山へ向かった。同山の最寄りはケーブルの高野山駅であるが、ここはあえて、ケーブルを使わず南海高野線の終点「極楽橋」駅で下車し、女人堂まで約1時間歩くこととした。この道は高野山内へ入る高野七口の一つ「不動坂口」で、ここには七口それぞれにあった女人堂が唯一残っている。明治5年まで女人禁制だった高野山は、女性はここから先は入山が許されず、細く険しい女人道を通って大師御廟へお参りをしたという。
 gokurakuhashi.jpg
さて朱塗りの極楽橋を渡り、不動坂を歩き始めたが、道は結構整備されており、期待していた古道の風情はなく、ちと残念であった。そして女人堂に着くと、竹地蔵と呼ばれる大きなお地蔵さまが出迎えてくれる。
 takejizo.jpg nyonindo.jpg
  ここからバスで一気に奥の院へ。バスを降り、まずは腹ごしらえと近くの食堂で「和風らーめん」(大量の味の素と塩で味付け)を食べ、奥の院参道へ入った。
 歩き始めるとすぐに参道にはたくさんの墓碑が並んでいた。が!!明らかに普通の墓地とは違う世界が広がっている!!写真の通り、まず普通の墓石ではなく、動物の像やら仏像やら立派な彫像やら立っており、一墓所の敷地も広く、有名企業の名前も多い。さらに奥へとすすむと、木々が鬱蒼と茂る中に何十万基もの墓が立ち並んでいるのが、そこには信長、豊臣家、加賀前田家、伊達政宗、武田信玄、明智光秀などなど数多くの武将や歴史人たちの墓、墓、墓!!墓のワンダーランドって感じである!!このように多くの墓を見ると、昔から今にいたるまで、高野山の全国に広がる信仰の厚さをうかがうことができる。
 御廟橋を渡って霊城へと入り、白河天皇が献燈した「白河燈籠」が1000年燃え続ける燈籠堂、御廟を参拝し参道をくだった。
 次に行ったのは「刈萱堂」。親子の名乗りをあげずに師弟となり修行に明け暮れた「刈萱同心と石堂丸」の哀話がつたわるお堂で、二人で刻んだ2体のお地蔵さまが残されている。それから途中、像の置物や摩尼宝塔がアジアンチックな雰囲気を醸し出す成福院に寄り、観光案内所でレンタサイクルを借りて山内を観光した。高野山真言宗の総本山「金剛峯寺」、金堂や国宝の不動堂がある「伽藍」、「大門」、高野山の文化財を収蔵する「霊宝館」と、この日1日でひと通り見所を回ることができた。

(なお、この記事は宗教や精神世界系とは関係ありません。あくまで寺好き仏像好きの私の旅行記です)
posted by youpanda at 21:34| Comment(3) | TrackBack(2) | 日記/見仏の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
女人の身でありながらすごい強行軍でしたね。
拝観前にこれだけいろいろなエピソードをご存じならば難行も苦にはならなかったと思います。
また拝見させて下さい。

空海でTBさせていただきました。
Posted by 湖南 at 2005年06月16日 05:41
写真きれいだね〜。地蔵ピラミッド見てみたいな。宿坊体験もしたの?また教えてね。
Posted by なほぞう at 2005年06月28日 16:41
なほぞう訪問ありがとう。高野山・奥の院は、墓地だけど楽しいところだったよー。宿坊体験日記も早く投稿しようと思いぱふ。いつか一緒にいきたいねー。
Posted by youpanda at 2005年06月29日 01:37
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